春の蛾を求めて

先日の試運転は土砂降りで途中中断してしまった。今夜は雨の心配もなく、風も弱そうなので期待が高まる。

 

ホームセンターで、ライトの下に敷く白い敷き物を買ってから某所へ向かう。少し遅くなってしまったが19時半過ぎから点灯。

今日も点灯直後からポツポツ蛾が飛来する。5分ほど経っただろうか。他の蛾よりひとまわり大きいやつがシートに落ちた。

シベチャキリガ!

いきなりの登場に心の準備が全くできておらず、興奮と動揺が入り混じった感情になる。

何度見ても良いキリガである。今年も出会えてうれしい...

なお、この日のシベチャはこの1個体のみだった。

 

その後も、いろんな蛾が飛来する。

 

 

蛾の顔は、よく見ると可愛らしくて好きです。

バッタの幼虫やクチキウマもやってきた。

 

ただ、今晩はこれだけでは終わらない。

20時半頃、ライトの前を大型の蛾が素早く横切る。はっきりと姿は見えなかったが、この時期に飛んでいる大型の蛾は限られてくる。

 

イボタガか...?

 

イボタガはとても好きな蛾だ。あの複雑な波状線と目玉模様が織りなす圧倒的存在感。今でも、初めて見たときの衝撃が忘れられない。

1年前の3月、大学の卒業式の日に出会って以来の再会は果たせるのだろうか。

しばらくしてその大型の蛾がシートの上に落ちた。

 

羽化したての綺麗なイボタガ!

 

が、それも束の間、証拠写真を撮ろうとカメラを撮り出している間に闇に飛び去ってしまった...

ここにきて凡庸なやらかし。しばらく呆然と立ち尽くしてしまった。

しかし約10分後、なんとイボタガは戻ってきたのだ。今度はやけにおとなしく、ライトの三脚に落ち着いてくれた。

この大きさ、この模様...!ちょうど13ヶ月ぶりの再会で感慨深い。

虫の飛来が少なくなってきたので、ここらでおしまいに。それほど寒くもなく、いろんな虫が見られて楽しかった。

課題としては、240whのバッテリーでライトが2時間以上点いたので、少なくとも120wも出力がないことが判明したこと。最低でも90w以上あってほしい。ちょっと考える必要がありそうです。