行者ニンニクがおいしい

今年も楽しみな季節がやってきた。

虫はもちろん楽しみだが、それだけではない。

春は行者ニンニクの季節だ。

昨年からこの時期が来ると行者ニンニクを採ってきて食べている。採れたてのものを気軽に味わえるのは道民の特権だ。

虫の採集のついでに採ったり、研究室のメンバーと一緒に採りに行ったりもする。

本当は採った後にみんなでジンギスカンと食べたりできたら最高なんだろうけど、いかんせんこのご時世だとなかなか難しいのが残念だ。

昔からその存在は知っていたが、どんな環境に生えているか分からず、しかもこの時期に山に入る発想や習慣もなかったのであんまり食べてはこなかった。

が、今ではすっかりその美味しさにハマってしまっている。スタミナ満点で、食べたらとても元気が出る気がする。

食べ方はもっぱら肉と炒めて食べることが多い。シンプルな調理法が一番うまい。ジンギスカンと一緒に食べても美味しかった。

先日は醤油漬けにもしてみた。軽く湯通ししたものを醤油と唐辛子と一緒に袋に入れて一晩放置。翌朝には最高のご飯のお供が出来上がっていた。

(2022/05/04追記: 醤油漬けをパスタの具にしたらとても美味しかったです)

 

去年よりも生えている環境がなんとなく分かってきたので、各地で順調に採れている。シカが多いところにはよく生えている気がする(シカは行者ニンニクをあまり食べないらしい)。

まだしばらく採れそうなので、いろんな調理法にもチャレンジしてみたい。でも結局は肉と炒めて食うのが最も美味い気もする。