唐突ですが整理の意味も込めて、いま飼っているクワガタを紹介しようと思います。
トカラノコギリ(悪石島)
現在は条例で採集禁止になっている本種。
大歯を作出してみたくて昨年4月にフォーシーズンでCBの60ミリ中歯ペアを購入しました。
トカラノコは中之島産と悪石島産をよく見かけます。サイズが大きくなってアゴも伸びる中之島のほうが人気がある気はしますが、僕はちょっとの寸詰まり感と幅のある悪石島のが好みです。
初夏になるとエサを食べ始めたので、産卵セットに投入。
翌月に15頭ほど幼虫を回収し、860プリカにヒラタ・ノコ一番を詰めて飼育。
現在は3齢幼虫がMAXから18g、16g×2、15gとなっていたのでこの4頭は1500ボトルに移しました。
夏の羽化が今から待ち遠しいです。
オニクワガタ(北海道)
昨年はとてもよく見かけたオニクワガタ。
手元に余った産卵一番があったので、コバシャミニにマットだけ詰めて産卵。
しばらくすると、ケースの底に10数頭の幼虫が確認できました。
その後、常温で放置したままになってしまっています。たまに水分をあげて元気に生きているのを確認してはいますが、このままだとサイズは出なさそうです。
もう少し小分けにしないといけない。
ダイトウヒラタ(南大東島)、トクノシマノコギリ、ヤエヤママルバネ(西表島)
これらは今後も出来る限り飼育し続けたい。
大好きで、思い入れのある3種です。
ダイトウヒラタとトクノシマノコギリは2ラインあって、むし博士のクワガタギネスマットで飼育中。いずれも常温です。
ヤエヤママルバネは虫仲間の採集個体を借りてL-3で産卵させ、現在そのままにしています。2月か3月になったら割り出してみたい。こちらはワインセラーで20℃管理。
アマミノコギリ
トクノシマノコギリほどではないけれど、これも好きなクワガタの一つです。
73ミリのオスと一緒にいたメスの子なのでポテンシャルに期待したい。
ただ初齢回収から現在まで860プリカでずっと引っ張ってしまっているので、そろそろでかい個体を選抜して大きい容器に移したいところ。これも常温飼育。
ミヤマ(茨城県)
学部時代に近くの山で採った43ミリのメスから産卵させたもの。
個体差かもしれませんが、本州のミヤマは北海道のよりも体色が明るいような気がします。
北海道産ミヤマ飼育の反省を活かし、1500ボトルにフォーシーズンのマットを詰めて常温飼育してます。順調にいけば次の夏に羽化予定。
ダイトウマメ(南大東島)
適当な材を産卵一番で埋めたコバシャミニで放置中。たまにゼリーとか煮干しとか与えているけど食べてるのか怪しい。そして卵や幼虫は全く見えてこない。
でもみんなピンピンしている。すべてオスなのか…?
今後の見通し
現在はおおよそ80頭ほど抱えています。今の経済力と管理能力を考えるとこれで手一杯です。
将来的にはダイトウヒラタ、トクノシマノコギリ、ヤエヤママルバネを続けるつもりです。
海外のツヤクワガタ、シカクワガタとかもちょっと気になるけど、やっぱり国産の離島種が好きかもしれません。
とりあえず今はアマミノコギリ、オニクワ、ダイトウマメの世話をしないといかん。