ミヤマクワガタ

ブログを開設してからはや1年が過ぎようとしている今から、記録を残していこうと思います。

手始めに、ミヤマクワガタについて。

小学2年か3年のクリスマスプレゼントに「探そう!ほっかいどうの虫」(著・堀繁久)を手に入れ、当時の私は全校読書の時間に貪るように読んでいた。

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翌年の夏、家族で山にキャンプに行った際に本に載っていた「クワガタはミズナラとハルニレとヤナギの木に集まる」という情報を頼りに、食事や花火もそこそこにして探し回った。すると、樹液も出てないハルニレの幹にいた大きなオスを見つけて喜んだことを覚えている。

 

中学からは部活が忙しくて虫と戯れる時間がほとんどなかったが、それでも夏に1,2回はチャリで近場にクワガタ探しに行っていた(下の写真は高1の夏に採集した個体)。

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部活をやめた大学三年の夏に、某氏と一緒に出かけた山でミヤマを見たときはいたく興奮したものだ。

 

人生初のブリードに取り組んだのもミヤマクワガタだ。当時はワインセラーもなくていきなり低温種に取り組むのもどうかと思ったが、帰省した時に採ったメスを使い、クーラーボックスに保冷剤を入れて産卵させた。途中で結構死んだり、プリカ860で3齢後期まで飼い続けたり、質の悪いマットに入れてしまって暴れまくったりしたが、メス1匹は翌年、オス3匹は2年後になんとか羽化した。

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今年は大学近隣で採集したメスから産ませた分が羽化予定なので楽しみだ。

 

羽化したての雄は全身が金色の毛に覆われていてなかなか美しい。あと脚の力強さもすごい(爪が皮膚に食い込む)。

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昨年度からミヤマが多い地元に再び戻ってきたが、かつてのご神木は伐採されたり、街灯めぐりもLED化が進んで昔のようには採れなくなってしまっていた。

下の写真は昨夏の街灯巡り。右端のオス以外はリリースしました。

 

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恥ずかしながらこっちに来てから70ミリ以上の雄を見ていない。

やはり自前で機材を用意するしかないか…。林道でルッキング採集もしてみたい。いずれにせよ場数を踏まないとダメですね。

 

ちなみにミヤマのオスは基本型、フジ型、エゾ型といますが、私はエゾ型派です。