ようやく最後のトカラノコ雄が羽化。
こいつには一番期待していた。というのもかねてから他の記事でも紹介していたように、3齢時の体重が18gを超えていたからだ。他の幼虫より3gほど重いのでワクワクだ。
今までの最大は66ミリ。これでも十分かっこいいのだが、悪石の70upはどんな姿になるのかを知りたい。細心の注意を払って飼育し、8/19にようやく羽化。
無事完品で羽化したようだ。悪石らしい湾曲の弱さが見てとれる。数日後、満を持して掘り出した。
でかい!思わず声が出てしまう。今までのより体がひとまわり大きく、アゴの先端の伸びがある。目視でも69ミリ以上あることを確信した。
こうなると、問題は70ミリの大台に乗っているかどうか。はやる気持ちをおさえつつ、ノギスを当てる(羽化直後で腹が少し出ていたので翅の端にきちんと合わせて計測した)。
やっっった!!暫定値ではあるが70ミリを超えている。昨年5月から育てて1年3ヶ月、とても長かったけど報われた。
改めて真上から撮影。アゴまっすぐ系で好みが分かれそうだが、70ミリを超えているという事実だけでかっこよく見えてしまう。笑
1ヶ月ほど経ったら標本用に〆るつもりです。
これにて悪石島トカラノコギリの飼育はおしまい。大歯は5頭(63、64、65、66、70)でした。概ね満足行く結果です。ありがとうございました。