先週末、むしけんグループでオサ堀りの誘いがあったので参加してきた。
狙いはオシマルリオサムシの低地個体群。まだむしけんで掘りで出したことのある人はいないらしい。
厳しいだろうな〜と分かってはいたが、この時期は虫を探す行為をするだけで充実感があって楽しい。この気持ちを忘れずにいたいものだ。
朝5時過ぎに出発。突如腹痛に見舞われ失神しかけるなどのアクシデントはあったが、無事現地へ到着。今日は総勢8名で探す。
早速斜面を登り、オサムシが眠ってそうな土盛りや崖を探す。地面は比較的柔らかくて掘りやすかったが乾燥気味で、虫がいそうな適度な湿り気の場所は多くない。
それでもいくつか良さそうな土盛りを見つけては、表層を崩してみる。
すると、コロッと甲虫らしきものが2匹出てきた。
ヨモギハムシ(クリソリーナ)の一種と思われる(写真は帰宅後撮影)。
色が綺麗で欲しかったやつなのでうれしい。
ハナムグリやゴミムシもちらほら出てきた(写真は帰宅後撮影)。
同行者の中にはミヤマクワガタを出している人もいたが、オシマルリは未だ出ず。
その後も場所を変えては午後まで掘り続けたが、誰も採集できずにタイムアップ。
やはり難しかった。オサ堀り経験の乏しさもあるだろうが、8人がかりでも痕跡すら見つからなかったので、越冬する環境をまだ掴みきれていないように感じた。
オサムシは採れなかったが、スプリング・エフェメラルが沢山見られて嬉しかった。
行者ニンニクも生えていたので採取した。この時期の楽しみである。
帰りは温泉に寄って採集の疲れを癒す。お湯が濃くて体がポカポカになった。風呂で話したおじさんにはアクエリアスをご馳走になった。ありがとうございます。
そんな感じで、これといった成果は得られなかったが楽しい採集だった。もうすぐコップ埋めの時期が来るので徐々にギアを上げていきたいところ。今後に向けてモチベが高まりました。
一緒に行った皆さん、おつかれさまでした。長距離運転ありがとう。