雑記1

主題は繰り返される。

何度も塗り直される地。

遠目では混沌でも、近づけば全ての色が必要なことに気付く。

 

既知の隣に、際限なく広がる無知。

知れば知るほど、謙虚にならざるを得ない。

 

「なりたい」には「なれない」。

別人の何者かになるのではなく、内に新たな自己を見出すことでしか前に進めない。

 

ページを捲る。

積読は増える一方。

言葉が凄い速さで頭を透過していく。

明日には、数時間後には、ほとんど洗い流されるだろう。

それでもなお残る、こびりついたご飯粒のような残渣が欲しいから、ページを捲る。