どんな形であれ、日々のなかで「虫と関わる時間」を確保することは大事だなと思った。
自分の場合、その時間は心豊かでいられる。
虫との関わり方は、採るだけではない。
標本を作ったり、採集記を書いたり、写真を整理したり、本を読み込んだり、同好の士と語らったり...
毎日30分でもできることはあるし、それを積み重ねればきっと大きな違いが生まれる。
特に平日は、虫と関わる時間を確保するために努力をする必要がある。
仕事を終わらせて、家事を終わらせて、どうにかこうにか捻出した1時間であったりする。
やるべきことを全て終わらせたら、だいたい疲れている。そのまま寝てしまいたい気持ちもある。
でも、こればかりは「今しかできないこと」である気がしてならないのだ。
歳を重ねたら、小さな虫を標本にするのは厳しくなるだろう。今でこそ毎日のように連絡を取り合える仲間も、それぞれの道を進んでいなくなる時がいつか来る。
時間が限られているからこそ、真剣に没入できる。
問題点は、夜遅くに集中しすぎて目が冴えてしまうことくらいか。
何にせよ、やるべきことに向き合えている実感があり幸せである。